美容ブログ

2025年3月12日
手の老化対策

手の甲のしわは、顔と同じように年齢が現れやすい部分で、多くの人がその悩みを抱えていることでしょう。手は顔や首と同じくらい年齢を感じさせるパーツで、加齢とともにしわができてしまうのは避けられません。

手の甲は日常的に目にする部分であり、しわが目立つと見た目年齢に大きく影響します。しかし、顔と違って手のしわは化粧でカバーすることができないため、特に気になる方が多いです。

本記事では、手のしわの原因・セルフケア・美容治療について解説し、若々しい手肌を手に入れるための方法をご紹介します。

手のしわの原因

加齢

年齢を重ねることで、皮膚は弾力を失い、乾燥しやすくなり、しわができやすくなります。
特に手の皮膚は顔と比べて皮脂が少なく、保湿が不十分です。そのため、肌の水分や油分が失われやすく、外的刺激(紫外線や風)を受けやすくなります。これが原因でコラーゲンやエラスチンがダメージを受け、皮膚がたるみ、しわが目立ちやすくなります。

また、年齢とともに新陳代謝が低下し、肌のターンオーバーが乱れることで、細胞の修復も遅くなり、しわが目立ちやすくなります。

さらに、肌の弾力を保つコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンは、年齢とともに減少し、線維芽細胞の働きが弱まるため、皮膚の弾力が低下し、しわができやすくなるのです。

乾燥

手の皮膚は元々乾燥しやすく、特に皮脂腺が少ないため、しわができやすい部位です。皮脂膜が薄いため、手は水分を保持しにくく、乾燥すると角質層がしぼんでしわができやすくなります。洗剤や水仕事などで皮脂が流れると、手の乾燥が進み、弾力が低下してしわが目立ちます。また、頻繁に手を洗ったり外的な環境にさらされたりすると、乾燥が悪化し肌荒れやしわができやすくなります。

乾燥しやすい肌質の人は、年齢に関係なくしわができやすく、特に手の甲などは皮脂腺がないため乾燥しやすい部位です。うるおいが失われると、肌のハリや弾力がなくなり、しわが目立つようになります。乾燥が進むと、新陳代謝が低下し、コラーゲンやヒアルロン酸の生成も減少するため、しわがさらに深くなる悪循環に陥ります。

手のしわを防ぐためには、乾燥を防ぐための保湿ケアが非常に重要です。

遺伝的要因

遺伝的要因や肌質がしわの形成に影響します。特に皮膚が薄い人はしわが目立ちやすい傾向があります。皮膚の厚さはコラーゲンやエラスチンといった弾力成分の量に関係しており、加齢によりこれらが減少することで皮膚が薄くなりますが、生まれつき皮膚が薄い人はこれらの成分が少ないことが考えられます。そのため、手のしわなどが目立つこともあります。

紫外線

紫外線は手のしわを悪化させる大きな原因です。紫外線には「UVA」と「UVB」の2種類あり、どちらも肌にダメージを与えます。UVBは日焼けの原因となり、UVAはしわやたるみ、シミなどの肌老化を引き起こします。特にUVAは波長が長く、肌の深層にまで届き、コラーゲンやエラスチンを破壊して肌の弾力を失わせます。UVAは夏だけでなく一年中降り注ぎ、曇りの日や室内でも影響を与えるため、紫外線対策は常に必要です。

手は顔に比べて紫外線対策が疎かになりやすく、日常的に紫外線を浴びることが多いため、長年にわたって紫外線ダメージが蓄積し、しわやシミ、くすみが現れやすくなります。

ターンオーバーの乱れ

食生活や生活習慣の乱れ、紫外線の影響で肌のターンオーバーが乱れると、しわやシミ、くすみなどの肌トラブルが起こりやすくなります。特に運動不足や睡眠不足、偏った食事、喫煙、過度な飲酒が原因となり、ターンオーバーが遅れることでしわが深く刻まれることがあります。また、ビタミンA、C、Eの不足やストレスも肌の老化を進行させ、しわの原因となります。

手のしわを予防するために

保湿

手のしわを予防・改善するためには、まず保湿が重要です。手は皮脂が少ないため外的刺激を受けやすく、頻繁に手洗いやアルコール消毒を行うことで皮脂が取れ、バリア機能が低下しやすくなります。これを防ぐためには、こまめに保湿クリームを塗り、乾燥を防ぐことが大切です。

特に外出後や手洗い後は肌が乾燥しやすいので、手を洗った後はすぐに保湿を行いましょう。ハンドクリームや美容液を塗ることで、手の乾燥を予防し、しわの深刻化を防げます。また、寝る前にたっぷりのクリームを塗り、手袋をして保湿成分をしっかりと浸透させることも効果的です。

さらに、水仕事をするときは素手で行うとせっかく塗ったクリームが流れ落ちてしまうので、ゴム手袋を使用するのがおすすめです。手洗いや水仕事をした後は、ハンカチやタオルでしっかりと水分を拭き取ってから保湿を行うことが、手の乾燥やしわの予防に繋がります。

紫外線対策

手のしわを予防するためには、保湿だけでなく紫外線対策も重要です。紫外線は肌の老化を進め、しわやシミ、たるみの原因となります。屋外で作業をする人や、長時間車を運転する人は日焼け止めを塗ることを忘れず、さらにアームカバーやUVカット機能のある手袋を使用するのが効果的です。

手は頻繁に洗ったり触れたりするため、日焼け止めが落ちやすいです。そのため、こまめに塗り直すことが大切です。もし塗り直しが難しい場合は、UV効果のあるアームカバーを活用することも一つの方法です。また、紫外線は晴れた日だけでなく、曇りや冬の日にも降り注ぐため、年間を通じて日焼け止めを使用することが推奨されます。

紫外線対策をしっかり行うことで、手のしわや肌の老化を予防することができます。

生活習慣の見直し

バランスの良い食事と生活習慣が大切です。
ビタミンA、C、E、タンパク質、オメガ3脂肪酸を意識的に摂取し、肌の再生能力を保ちましょう。
また、質の良い睡眠をとることで、肌のターンオーバーが促進され、しわの改善が期待できます。運動や規則正しい生活も肌に良い影響を与えます。

外側からは、クリームやマッサージでケアをし、入浴で血流を改善することも効果的です。ストレス発散と自律神経の調整ができるので、ぬるめのお湯でゆったりと入浴することをおすすめします。

シロノJクリニックで行っている手のしわ治療

手のしわが気になる方のためにシロノJクリニックではお悩みに合わせた様々な治療をご用意しております。

乾燥によるしわが気になる方におすすめの治療

メソリフト

ドイツ/Meddrop社開発の“TDA SYSTEM”という最新技術を使用して、非接触・非侵襲的に有効成分を真皮層へ浸透させるメソシステムです。 症状・目的に合わせた有効成分を皮膚に噴射させるだけで、痛みやダメージが一切なく効果を実感いただけるお手軽な治療です。
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水光注射

症状・お悩みに合わせて配合した美容成分製剤を、ヴィタールインジェクターを用いて皮膚の浅い層に均一に注入する方法です。肌全体に潤いと健やかなみずみずしさを与え、しわの無い水光肌を目指す治療です。 
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肌のハリが無いの方におすすめの治療

ジェネシス(ヤグレーザーピーリング)

ロングパルスヤグレーザーが真皮のコラーゲン生産を促し、肌のハリやキメ・しわ・たるみを改善。肌質改善・美肌効果の高いレーザーです。
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シルファームX

新コンセプトのマイクロニードルRF治療器。
オートマチックに穿刺する極細針にて、RF(ラジオ)波のエネルギーを加え皮膚の再生を促すことでコラーゲンが増生、しわ・毛穴・お肌のハリが改善します。 
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血管の浮きが気になる方におすすめの治療≫

ヒアルロン酸

ボリュームの無くなった部位に注入することで、シワやたるみを改善します。注入用ヒアルロン酸製剤にも様々な種類があり、当院では状態に合わせて最適な製剤を使用します。
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プロファイロ

次世代型ハイブリッドヒアルロン酸と呼ばれ、従来のヒアルロン酸注入剤のように物理的に溝として存在するしわを埋めたり、肌のボリュ-ム不足を補う単なる注入剤・フィラーとは異なります。
「BAP注入テクニック」という方法で肌に注入することで、加齢により衰えてしまった肌を再構築し、根本的に肌の老化を改善させる治療方法です。 
〈詳しくはこちら

手の老化現象はセルフケアでは改善が難しいですが、美容医療では様々な治療メニューを通じて見た目の改善が可能です。

手のシワにお悩みの方は、ぜひシロノJクリニックでお気軽にご相談ください。

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