美容ブログ

2025年7月20日
顔の赤みが気になるあなたへ。赤ら顔を理解して正しくケア

赤ら顔とは

赤ら顔とは、顔が赤くなっている状態のことを指します。小鼻や頬など、皮膚が薄い部分に赤みが出やすく、顔全体が赤くなる場合と、額や頬など部分的に赤くなる場合があります。

赤ら顔には大きく2つのタイプがあります。

皮膚の炎症タイプ

・赤み部分にかゆみやヒリヒリ感がある

・ニキビやニキビ跡が赤い

・肌荒れや乾燥がある

・肌がかぶれている

毛細血管拡張タイプ

・子供のころから赤みがある

・年齢とともに赤みが目立つようになった

・温度差や緊張で顔が赤くなる

・よく顔が火照る

赤ら顔は日本でも見られ、特に肌が白く皮膚が薄い人に多い傾向があります。病気ではなく、体質のひとつとされています。

赤ら顔の原因

皮膚の炎症やトラブル

乾燥やニキビ、アトピー性皮膚炎などによる肌トラブルは、赤ら顔の原因となることがあります。これらの炎症によって肌のバリア機能が低下すると、紫外線や花粉、大気汚染などの外的刺激に敏感になり、わずかな刺激でも赤みが生じやすくなります。

皮脂の異常脂漏性皮膚炎

皮脂分泌が過剰になると、脂漏性皮膚炎を引き起こすことがあります。これは頭皮や顔など皮脂の多い部分に発生し、赤みやかさつきを伴います。ホルモンバランスの乱れやストレスが引き金となり、皮膚に常在するマラセチア菌の増殖が関与すると考えられています。

血管の拡張

毛細血管が拡張して皮膚表面に浮き出ることで、赤みが目立つことがあります。これを「毛細血管拡張症」といい、生まれつき皮膚が薄い人や色白の人に多く見られます。また、「酒さ」や「酒さ様皮膚炎」のように、血管の拡張が慢性的に続く病態もあり、赤みとともに痒みやほてりが生じることがあります。

外的刺激(洗顔やクレンジングなど)

顔の皮膚は非常に薄いため、強くこすったり刺激の強い洗顔料やクレンジング剤を使ったりすると、肌にダメージを与え、赤ら顔につながることがあります。スクラブやピーリングのやりすぎも、皮膚を薄くし、血管が透けて赤みが目立つ原因となるため注意が必要です。

ホットフラッシュ(更年期の影響)

更年期に多く見られるホットフラッシュは、女性ホルモンの低下によって顔や体に急激なほてりや発汗が起こる症状です。赤ら顔の一因となり、特に閉経の前後10年ほどの期間に見られやすく、早い人では30代後半から始まることもあります。

体質や生活習慣の影響

生まれつき皮膚が薄い、色白であるといった体質は、血管が透けて見えやすく赤みが目立つ傾向にあります。また、飲酒や辛い食べ物の摂取、ストレス、気温の急激な変化なども赤ら顔を悪化させる要因です。緊張や不安など精神的な影響で顔が赤くなる人もおり、こうした生活習慣や環境の影響も無視できません。

このように赤ら顔は、皮膚の状態や体質、生活環境など複数の要因が重なって起こる複雑な症状です。

赤ら顔を防ぐ毎日のケア方法

丁寧なスキンケアを心がける

洗顔は朝・夜の1日2回を目安に、肌をこすらず優しく行います。化粧水や乳液も手のひらで押さえるように浸透させ、摩擦を避けましょう。低刺激性の化粧品を選ぶことも大切です。

生活習慣を整える

睡眠不足は肌の回復を妨げるため、十分な睡眠をとりましょう。喫煙や過度の飲酒は毛細血管の拡張や乾燥を招くため、控えることが望まれます。

栄養バランスの良い食事をする

ビタミンB2やビタミンCなど、肌の健康を助ける栄養素を積極的に摂りましょう。辛い食べ物や脂っこいもの、糖質の多い食事は皮脂分泌を促すため控えめに。

メイクで赤みをカバーする

赤みが強い部分にはグリーン系、顔全体の赤みに対してはイエロー系のファンデーションなどを使用して自然にカバーしましょう。

紫外線対策を徹底する

紫外線は炎症の原因になるため、屋内外問わずSPF30程度の日焼け止めを使用します。帽子やサングラス、UVカットの衣類なども活用して紫外線を避けましょう。

刺激の強い行動や製品を避ける

洗顔時に強くこすったり、ピーリングやスクラブを頻繁に使うと、肌が傷つき赤みの原因になります。優しく丁寧なケアを心がけましょう。

体を温めすぎる食べ物や飲み物を控える

唐辛子や生姜などの体を温める食品、アルコールやカフェインなどは血行を促進し赤ら顔を悪化させることがあるため、控えめにするとよいでしょう。

最後に、美容医療を取り入れることもひとつの選択肢です。セルフケアで効果が出にくい場合には、皮膚科や美容クリニックでの治療を検討すると、より効率的に改善を目指せることがあります。

このように、赤ら顔の対策はスキンケア・生活習慣・食事・外的刺激の管理など、日常生活のあらゆる面に関わっています。根本的な改善には、継続的で総合的なアプローチが必要です。

シロノJクリニックで出来る赤ら顔治療

エクセルV

赤い色素に高吸収されるロングパルスKTPレーザーと深部まで届くロングパルスNd:YAGレーザーの2種類を搭載。
血管系の浅い病変から深い病変まで幅広く対応できるレーザーです。
特にKTPレーザーは、VビームやVスターなどの血管系に反応する色素レーザーよりもヘモグロビン(赤い色素)に対する吸収率が高く、血管腫や静脈湖など様々な毛細血管拡張をダメージレスで破壊する力が強いと考えられています。 《詳しくはこちら

ジェネシスレーザー

エクセルV搭載のロングパルスNd:YAGレーザーを皮膚表面から少し離して空中照射する方法です。
赤ら顔・びまん性の血管病変を優しく分解するのに適しています。 《詳しくはこちら

フォトシルクプラス

主にシミ・くすみ等の美白・美肌治療を目的とした光治療器ですが、フォトシルクプラスに搭載されている光は、メラニンだけでなく赤みに対する波長も持ち合わせているため、美肌効果とともに赤ら顔・ニキビ跡の赤みなどの改善も期待できます。 《詳しくはこちら

シルファームX

シルファームXはマイクロニードルRFを使った、毛穴・しわ・ニキビ・ニキビ跡・肝斑・くすみ・肌のハリなど、様々な肌悩みに対応するマルチな美肌治療器です。照射モードを調整することで、異常な毛細血管を凝固・除去する作用があり、酒さ・赤ら顔・毛細血管拡張症の改善が可能です。 《詳しくはこちら

肌の炎症が繰り返されることで、うるおいを保つ角質のバリア機能は低下し、毛細血管が拡張しやすくなります。その結果、赤みが目立ちやすく消えにくくなってしまいます。セルフケアでの改善には時間がかかり、原因が分かりにくいため思うように治らないことも少なくありません。

根本的な改善を目指すなら、肌の状態や赤みの原因をしっかり見極めたうえで行う美容医療がおすすめです。シロノJクリニックでは、医師がお一人おひとりの肌に合わせた適切な治療をご提案しています。赤ら顔でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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