美容ブログ

2025年5月20日
美容内服で体の内側からケア

美容内服薬とは

美容内服とは、肌の健康と美容を内側からサポートするために、ビタミンやアミノ酸などの栄養素を医薬品として服用する方法です。これらは日常の食事だけでは不足しがちな栄養素を効率よく補い、「シミ」「くすみ」「ニキビ」「肌荒れ」「毛穴」などの肌トラブルに対して、予防・改善効果が期待できます。

シミやくすみの予防、美白、エイジングケアなど、肌の内側からのケアを目指す方にとって、美容内服は信頼性の高い選択肢となります。

サプリメントとの違いは?

サプリメントは食品に分類され、あくまで日々の食事の補助を目的としたものであり、長期間の摂取によって体質改善を目指すものです。しかし、効果や成分の明確な保証はなく、医薬品のような厳格な審査を受けていません。

一方で、美容内服薬は医師の処方が必要な医療用医薬品であり、厚生労働省によって有効性・安全性・品質が科学的に証明された薬です。
多額の研究費と臨床試験を経て承認されており、実際の治療にも使用されます。

このように効果が証明されているかどうかが、美容内服薬とサプリメントの大きな違いです。そのため、サプリメントでは効果を感じにくかった方が、美容内服薬の服用によって症状の改善を実感するケースもあります。

近年では、美容内服薬の方が即効性や確かな効果を感じられるとする声も多く、より確実な美容ケアを求める方に選ばれています。

美容内服薬のメリット

美白や美容を目的とした内服薬は、肌に直接触れることがないため刺激が少なく、体の内側から働きかけることで、より高い美容効果が期待できます。

肌にやさしく、刺激の少ないケア方法

外用薬と異なり肌に直接塗布する必要がないため、肌表面への刺激がほとんどありません。敏感肌や乾燥肌など、外的な刺激に弱い方でも比較的安心して取り入れられるのが大きなメリットです。赤みやかゆみといったトラブルを避けたい方にも適しています。

体の内側からアプローチできる

内服薬は、摂取した成分が血流にのって全身に行き渡り、内側からじっくりと作用します。これにより、顔だけでなく体全体の肌の調子を整えることが可能で、より根本的で持続的な美肌効果が期待できます。表面的なケアだけでは物足りないと感じる方にもおすすめです。

医薬品ならではの確かな効果と安全性

美容目的の内服薬には、厚生労働省が効果と安全性を認めた医薬品成分が使用されています。そのため、単なるサプリメントとは異なり、治療や予防の観点からも高い効果が期待できます。医師の管理のもとで使用するため、安心感があるのも特徴です。

市販製品よりも高濃度の有効成分を摂取できる

自由診療の扱いとなることが多く、保険適用外ではありますが、その分有効成分の配合量が市販品より多く設定されています。美白成分(例:トラネキサム酸やビタミンCなど)や抗酸化成分をしっかりと摂取できるため、より実感しやすい美容効果が期待できます。

美容施術が難しい方にも選択肢として有効

肌が弱くてレーザーやピーリングなどの美容施術を受けにくい方、また仕事や生活の関係で通院が難しい方でも、自宅で続けられるのが美容内服の魅力です。日常の中に無理なく取り入れることができ、継続しやすい点もメリットのひとつです。

美容内服薬のデメリット

美容目的とはいえ、内服薬は医薬品であるため、すべての人が安心して使用できるわけではありません。持病がある方や体質的に薬が合わない方には、服用が制限されることがあります。服用前には医師の診察を受け、自分の体に合っているかどうかを確認することが大切です。

他の薬との併用に注意が必要

すでに他の薬を服用している場合、美容内服との組み合わせによっては、薬の効果に影響を及ぼす可能性があります。相互作用によって思わぬ副作用が起こることもあるため、他の薬との併用を検討する際は、必ず医師に相談する必要があります。

副作用のリスクがゼロではない

医薬品である以上、副作用がまったくないとは言い切れません。たとえば、胃腸の不調やアレルギー症状などが出る場合もあります。副作用の有無や程度には個人差があるため、服用中に体調の変化を感じた場合は、速やかに専門医の判断を仰ぐようにしましょう。

即効性は期待しにくい

内服薬は体の中から徐々に作用するため、美容施術のような短期間での劇的な変化は見込めません。効果を実感するまでにはある程度の時間がかかるため、即効性を重視する方には不向きといえる場合もあります。

継続的な服用が必要

内服薬による美容効果は、毎日の服用をコツコツと続けることで少しずつ表れてきます。飲み忘れや中断を繰り返すと効果が安定しないため、習慣的に飲み続ける意志が必要です。短期間で判断せず、継続を意識して取り組むことが求められます。

シロノJクリニックで取り扱いの美容内服薬

トラネキサム酸

トラネキサム酸は、メラニンの生成を抑えることで美白やシミの予防・改善に効果があり、さらにしわの改善作用もあることから、エイジングケアに有効な美容内服薬として用いられています。この成分には、メラニンを作る細胞であるメラノサイトの活性化を抑える働きがあり、肝斑や炎症後色素沈着、シミの改善に効果が期待できます。

また、抗炎症作用や抗アレルギー作用、止血効果も持ち合わせており、慢性的な炎症が原因とされる色素沈着にも有効とされています。もともとはアミノ酸の一種で、医療現場では止血剤や抗プラスミン剤として処方されてきた経緯があり、のどの腫れや口内炎の治療目的でも使用され、現在では歯磨き粉などにも広く応用されています。

シナール

シナールは、シミやそばかす、色素沈着の予防・改善に効果がある美容内服薬です。主成分であるビタミンC(アスコルビン酸)とビタミンB5が、メラニンの生成を抑えたり、既にできたメラニンを還元することでシミを薄くする効果が期待できます。

また、コラーゲンの生成を促進する働きもあり、加齢による肌のハリや弾力の低下をサポートします。さらに、新陳代謝の促進によって風邪予防の効果も期待できるなど、肌と健康の両面からアプローチできる成分です。

ユベラ

ユベラは、ビタミンEを主成分とする美容内服薬で、シミやそばかす、色素沈着の改善に効果があります。ビタミンEは「若返りビタミン」や「抗酸化ビタミン」とも呼ばれ、血流を改善し、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促進することで、メラニンの沈着を防ぎ、美肌をサポートします。

また、抗酸化作用により肌の老化を防ぎ、シワやたるみの予防効果も期待できます。ひまわり油やアーモンドなどにも含まれる脂溶性の栄養素で、体の内側から健康的な肌づくりを助けるのが特徴です。

タチオン

タチオンは、肌荒れやシミの予防、美白に効果が期待できる美容内服薬です。主成分のグルタチオンは体内でも作られる栄養成分で、強力な抗酸化作用を持ち、メラニンの生成を抑えて美白効果を発揮します。

さらに、肝臓の機能をサポートし代謝を高めることで、肌トラブルの改善や全身の健康維持にも役立ちます。本来は薬物中毒や金属中毒、妊娠悪阻の治療にも使われており、二日酔いの予防、生活習慣病の予防、体内の解毒作用など、幅広い効果が期待されているのが特徴です。

これらの内服薬以外にも、肌質や体質、お悩みの内容に応じて効果的にアプローチできるお薬を多数取り揃えております。シミやくすみ、肝斑といった美白に関するお悩みはもちろん、乾燥・肌荒れ・エイジングケア・体調管理など、幅広い目的に対応できる内服薬のご提案が可能です。

ご自身に合った最適なお薬を見つけるためにも、ぜひ一度シロノJクリニックまでお気軽にご相談ください。

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