美容ブログ

2025年4月22日
脇ボトックスでこれからの季節を快適に!

春が過ぎると、あっという間に汗の季節がやってきます。暑さに加え、緊張やストレスによる発汗も気になりやすいこれからの時期。脇汗やニオイといったお悩みを軽減するためにも、今こそ本格的な汗対策を始めるタイミングです。

汗が出る理由とは?

私たちの体は、体温を調節したり、外部からの刺激に反応したりするために汗をかきます。

主な理由は次の3つです。

① 体温を下げるため(温熱性発汗)
暑さや運動によって体温が上がると、体は汗をかいて熱を放出しようとします。
これは、体温を一定に保ち、命を守るための重要な機能です。

② 辛いものを食べたとき(味覚性発汗)
唐辛子など刺激の強い食べ物を食べたときに、顔や首まわりにかく汗のことを指します。
これは、味覚への刺激によって引き起こされる反応です。

③ 緊張やストレスによる汗(精神性発汗)
不安や緊張を感じたときに、脇や手のひら、足の裏などに出る汗のことです。
人前に出る場面では、気になってしまう方も多いと思います。

また、汗を出す汗腺には「エクリン汗腺」「アポクリン汗腺」の2種類があります。
エクリン汗腺は体温を調節する役割をもち、全身に分布しており、さらさらとした無臭の汗を分泌します。
一方、アポクリン汗腺は脇の下など限られた部位にあり、ニオイの原因となる濃い汗を出すのが特徴です。

このように、私たちの体はさまざまな理由で汗をかきますが、なかでも脇はエクリン汗腺とアポクリン汗腺の両方が集中しているため、汗の量が多く、ニオイも発生しやすい部位です。
さらに、緊張やストレスといった精神的な要因が重なることで、脇汗は想像以上に目立ってしまうこともあります。

そんなお悩みに対して効果的なのが、脇ボトックスです。脇ボトックスは、発汗そのものを抑えることで、汗ジミやニオイの悩みを根本からケアすることができます。

脇ボトックスとは

ボトックスとは、ボツリヌス菌が作り出すボツリヌストキシンというたんぱく質を有効成分とした医薬品です。この成分は、神経から筋肉への伝達を一時的にブロックする働きがあります。
この作用により、筋肉の緊張を和らげ、シワの改善やエラの張りの緩和など、美容医療の分野で広く使用されています。

近年では、このボトックスの発汗を抑える効果にも注目され、多汗症の治療としても活用されるようになりました。

中でも人気なのが脇ボトックスです。
脇ボトックスは、脇の下にボトックスを注射することで、汗の分泌を促す神経伝達物質であるアセチルコリンの働きをブロックし、発汗を抑える治療法です。
特に、脇の下にはエクリン汗腺が多く存在し、ここから分泌される汗が日常的な汗ジミやニオイの原因となります。

脇ボトックスは、汗の量を減らすことで不快感やニオイを軽減し、多汗症の改善はもちろん、日常的な汗対策としても高い効果が期待できます。

持続期間

効果は注射から2〜3日後に現れ始め、約1週間ほどで最大の効果が期待できます。
持続期間には個人差がありますが、平均的には3〜6か月程度効果が持続するとされています。

そのため、汗が気になり始める夏の前に施術を受けるのがおすすめです。タイミングよく施術を受ければ、ワンシーズンを快適に過ごすことができます。

ダウンタイム

脇ボトックスは、脇の下に数ヵ所注射するだけの簡単なプチ治療で、ダウンタイムがほとんどないのが大きな特徴です。
施術時間も短く、忙しい方や気軽に汗対策を始めたい方にもおすすめです。

施術後は、蚊に刺されたような腫れや赤み、軽い筋肉痛のような痛みを感じることがありますが、ほとんどが数時間〜数日以内に自然におさまります。
また、針を刺すことでごくまれに内出血が見られることがありますが、脇という見えにくい部位のため、日常生活で目立つ心配はほとんどありません。

シャワーは当日から浴びていただけますが、入浴や激しい運動は1日程度控えると安心です。
身体への負担が少なく、日常生活への影響もほとんどありませんので、予定がある日でも気軽に施術を受けていただけます。

デメリット

脇ボトックスにはいくつかのデメリットもあります。
まず、ボトックスの効果は一時的で、一般的には3〜6か月程度しか持続しません。そのため、長期間にわたって脇汗を抑え続けたい場合は、定期的に施術を受ける必要があります。
また、ボトックスを繰り返し使用すると、体内に抗体が形成される可能性があり、これが原因で効果が薄れることがあります。抗体の形成には個人差がありますが、施術を受ける際には信頼できる医師の指導のもとで進めることが大切です。

さらに、ボトックス治療は注射を使用するため、痛みを感じることがあります。痛みの感じ方には個人差がありますが、痛みに敏感な方には少し辛く感じることがあるかもしれません。
そのため、痛みが心配な場合には、治療時に麻酔を使用することも可能ですので、ご安心ください。

また、ボトックスには稀に副作用が生じることがあります。
具体的には、赤みやしこり、腫れ、かゆみ、頭痛などが報告されていますが、これらの症状は通常、数時間から1週間程度で収まります。
ただし、症状が長引く場合には、すぐに医師に相談することが重要です。

セルフケアと医療の違い

脇汗対策として、セルフケアには制汗剤や汗取りインナーが一般的に使用されています。最近では、有効成分を高濃度で配合した医薬部外品も増えており、一時的な効果を実感できるようになっています。
これらの方法は手軽で費用も抑えられ、多くの人々が日常的に取り入れています。しかし、セルフケアにはいくつかの限界も存在します。

まず、汗の量そのものを根本的に抑えることは難しく、セルフケアはあくまで汗を一時的に抑えるだけに留まります。
特に夏場や運動後など、汗をかきやすい状況では制汗剤の効果が薄れてしまうことがあります。また、制汗剤はこまめに塗り直す必要があり、外出先で何度も塗り直す手間がかかります。この手間が、忙しい日常の中で煩わしく感じることも多いのが実情です。
さらに、汗取りインナーも日常的に着用することによる不快感や、デザインに気を使う方も多いため、一部の方には選択肢として合わないこともあります。

こうしたセルフケアの限界を感じている方におすすめなのが、美容医療のボトックス注射です。

脇汗は体質だから仕方ないと思われがちですが、実は医療の力でしっかりと対処できる症状のひとつです。
制汗剤やインナーではカバーしきれない不快感や不安を感じている方にとって、脇ボトックスは効果的かつ現実的な選択肢といえるでしょう。

施術は短時間で完了し、ダウンタイムもほとんどありません。さらに、1回の治療で数か月間効果が持続するため、忙しい方でも無理なく取り入れることができます。
汗ジミを気にせず好きな服を楽しんだり、人前でも自信を持って過ごせる、快適な毎日をサポートしてくれる治療法です。

「この夏こそ脇汗から解放されたい」「もっと快適に過ごしたい」とお考えの方は、お気軽にシロノJクリニックへご相談ください。

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