美容ブログ

2024年7月16日
手遅れになる前に!正しい紫外線対策でお肌を守る

夏は1年で最も紫外線の強い季節です。

白い肌やシワ・たるみのない肌を目指す人にとって紫外線は大敵です。

美肌と皮膚の健康を守るためにも正しい日焼け対策の知識を身につけ、紫外線ダメージを防ぎましょう。

ここでは、紫外線の特徴と適切な紫外線対策について解説します。また、美容皮膚科で受けられる紫外線トラブルの最適な治療法をご紹介します。

紫外線・日焼けの種類

一口に紫外線といっても波長の長さによって、その特徴や肌への影響が異なります。

主に「UVA」「UVB」「ブルーライト」という3種類の光が日焼けなど肌に影響を与えると言われています。

紫外線A波(UVA)と「サンタン」

UVAは地上に到達する紫外線の約9割を占めます。

UVBほど急激な変化は与えないものの、波長が長く、肌の奥深い真皮層にまで到達します。

オゾン層や雲・窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っているので、曇りの日も日当たりの良い家の中では対策が必要です。

UVAの働きによっておこる日焼けを「サンタン」といいます。

長期間、皮膚が小麦色に色付く日焼けで、サンバーンの赤味・痛みが引いた後や、日光に当たってから数日後に現われるのが特徴です。

肌の奥のメラノサイトという細胞が、紫外線から皮膚を守ろうと、受けた紫外線を吸収するメラニンを大量に作り出すことが原因で、お肌が黒くなります。

このタイプの日焼けはほとんど痛みを感じませんが、肌のエイジングを加速させ、シワやたるみの原因となる日焼けです。

紫外線B波(UVB)と「サンバーン」

エネルギーが強く、肌表面の細胞を傷つけ、短時間でも炎症を引き起こすのが特徴です。

UVBは波長が短く、肌の浅いところに届く紫外線です。

ただし、波長が短い分、UVAに比べるとオゾン層や上空の雲に阻まれ、地上に到達する量は全紫外線量の約1割と少量です。
日常生活では、日傘を使うなど、極力直射日光に当たらないように心がけることだけで、ある程度防御することができます。

UVBの働きによっておこる日焼けを「サンバーン」といいます。

皮膚が赤くなり痛みを感じる日焼けです。短時間でも大量の紫外線を浴びると起こります。

肌表面の炎症や乾燥をもたらし、メラニンの生成を活性化させ、シミやそばかすの原因となります。皮膚がんの原因になることでも知られています。

色白の方は、肌にメラニン色素が少く紫外線に弱いためサンバーンになりやすい方が多く、特に注意が必要です。

ブルーライト

ブルーライトは、目に見える光の中で最も波長が短い太陽光に含まれる自然光の一つです。

スマートフォンやパソコンなど、現在では必需品となっている物から出ており、線維芽細胞にダメージを与えてしまうことからたるみやシワの原因になります。

また、肌に乾燥やシミ、老化などの悪影響を及ぼすことがあるため、デスクワークが多い方は室内でも日焼け止めを塗るように心掛けましょう。さらに、眼精疲労やドライアイなど、目へのダメージを防ぐためには、ブルーライトをカットするメガネを着用したり、長時間の使用を控えることが大切です。

紫外線量の変化

季節による変化

一般的に紫外線量が多いのは7月・8月です。肌に強いダメージを与えるUVBが1年の中で最も降り注ぐ月でもあり、しっかりとした日焼け対策が必要となります。

オゾン層にほとんど吸収されないUVAは、5月から既に7月・8月と同程度の量が地上に降り注ぐこともあります。光老化を防ぐためにも春頃から紫外線対策を強化しましょう。

天気による変化

UVAは雲を通り抜けてきます。雲に遮られるUVBも薄い雲では約80~90%、雨の日でも約30%は地上に到達します。

また、紫外線は空から降り注ぐだけでなく、以下のような地面や壁に当たって反射する「照り返し」も肌に与えるダメージを増幅させます。従って、天気に関係なく紫外線対策を行うことが大切です。

◆紫外線の反射率

新雪砂浜アスファルト水面草地・土面
80%10~25%10%10~20%10%以下
時間による変化

同じ季節、同じ天候でも、太陽高度によって紫外線量が変化するため、太陽が高い位置にある9~14時の間、特に12時頃は紫外線が非常に強く注意が必要です。

紫外線ダメージを防ぐ方法

日傘

太陽から直接降り注ぐ紫外線をカットするのに有効です。

日傘は遮蔽(しゃへい)率遮光率が設定されています。

遮蔽率とはUVカット率のことで「UVカット率99%」など、カット率の高い日傘を購入しましょう。紫外線透過率が表記された傘なら「紫外線透過率1.0%以下」など、透過率の低い日傘がおすすめです。

遮光率とは可視光線(目に見える光)をカットする数値で、太陽の暑さを防いでくれます。

価格が高くなりますが、徹底的に対策を行いたい場合は完全遮光の日傘がおすすめです。

「完全遮光」や「遮光率99.99%」など、遮光率の高い日傘を選んでください。

帽子

頭はもちろん、顔や目に受ける紫外線をカットできます。

服や帽子など衣類の紫外線を防ぐ効果を示す「UPF(Ultraviolet Protection Factor 紫外線保護指数)」という指標があります。UPF数値が高いほど紫外線を防ぐ効果が高いので、意識して選んでみても良いでしょう。

サングラス

目に紫外線が多く入ると日焼けやシミの原因となります。これは、目から入った紫外線の刺激が脳に伝わると、脳が「日差しが強い」と判断してメラノサイトにメラニンを多く分泌するように指示するためです。

日傘と同様にUVカット率または紫外線透過率を確認しましょう。紫外線透過率1.0%以下(紫外線カット率99%)やUV400(波長400nmまでの紫外線をカット)と表示しているサングラスを選ぶのがおすすめです。

日焼け止めを塗る

日焼け止めを塗ることで肌に受ける紫外線を防止してくれます。

日焼け止めを購入する際は SPFPA の表記を参考にしましょう。

SPF・・・紫外線B波(UVB)を防ぐ指標

日光を浴びてから肌が赤くなるまでの時間をどれだけ伸ばせるかを表す数値。最高値は50、値が大きいほど効果が高くなります。

PA・・・紫外線A波(UVA)を防ぐ指標

肌が黒くなるまでの時間をどの程度遅らせられるかを表す数値。PA+からPA++++までの4段階で表示され、+が多いほど効果が高くなります。

SPFの数字が大きくPAの+の数が多いほど、より紫外線を防ぐ日焼け止めであることを示します。ただ、紫外線を防ぐ効果が高い日焼け止めは肌に負担がかかる場合もあり、普段から効果の高い日焼け止めを塗るのはおすすめできません。

通勤や買い物など1時間以内の外出ならSPF35・PA++程度の日焼け止め、海やプールなどのレジャーではSPF50・PA++++の日焼け止めを使用するなど、状況に応じた使い分けを心掛けましょう。

【清家院長オススメ】日焼け止め

医療機関専売の商品は、お肌の専門家の知識を活かし開発されているため安全性の高い化粧品となります。

シロノJクリニックでは日本の医療機器メーカーであるジェイメックが開発した「プラスリストア」シリーズの日焼け止めを2種類取り扱っております。

プラスリストアの日焼け止めの特徴

肌を守る4つのプロテクト機能

✓ UVA ✓ UVB ✓ 近赤外線 ✓ ブルーライト

紫外線だけでなくブルーライト・近赤外線をカットすることで肌を守る日焼け止めです。

フラーレンなど肌にうれしい成分を配合

紫外線などのダメージから肌を守り、エイジングケア成分として注目されている成分です。

プラスリストアUVローション

 SPF50+/PA++++ 30ml 3,080円

 〈さらっとローションタイプ〉

 無香料・無着色・防腐剤無添加

 無鉱物油・アルコールフリー

完全遮光が必要なシーンにおすすめ

水に強いUV耐水性★★ / ウォータープルーフ

紫外線の強い季節やアウトドアでも、UVをしっかりカットします。

プラスリストアUVミルク

 SPF30+/PA++ 30g 3,080円

 〈しっとりミルクタイプ〉

 紫外線吸収剤不使用・無香料・無鉱物油

 無着色・防腐剤無添加・アルコールフリー

ノンケミカルの日焼け止め

石鹸で落とせるため洗浄時の負担が少なく、肌が敏感な時期にも安心して使用できます。

日常生活での使用や化粧下地としてもお使いいただけます。

体の内側からも紫外線ケアを

●内服薬

シナール(ビタミンC配合)
シミ・そばかす、色素沈着を改善。
トランサミン(トラネキサム酸配合
メラニンの生成を抑えシミ・肝斑を改善。
ユベラ(ビタミンE配合)
ターンオーバーを促進してシミ・そばかす・肝斑を改善していきます。
紫外線から肌を保護する抗酸化作用もあり、シミ・肝斑の予防にも繋がります。
タチオン(グルタチオン配合)
メラニンの代謝・排出を促進してシミ・そばかすを改善していきます。
美白効果・肌荒れ対策にも効果的です。

●美容点滴
この時期、特に人気の2種類をご紹介!

白玉点滴(グルタチオン点滴)
グルタチオンが持つ抗酸化作用により、ターンオーバーを正常化してメラニンを排出してくれる為、くすみやシミなどを改善してくれる働きがあります。
メガビタミンC点滴
身体の免疫機能やバリア機能を高める働きがあるのはもちろん、期待できる美容作用としては、メラニンの蓄積を防ぐためお肌に欠かせないコラーゲンを蓄えてくれる働きがあります。

夏の紫外線対策に是非、シロノJクリニックをご利用ください。