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ピコレーザー

従来の治療器では取れにくかったしみ・あざ・タトゥーに、
美肌治療にも

ピコレーザーは、新しいコンセプトのしみ・色素治療・肌質改善レーザーです。照射時間が従来機の1000分の1「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位となり、熱によるダメージが大幅に減少したため、痛みや照射後のかさぶた、炎症後色素沈着などの副反応を最小限に抑えながら、安全かつ効率的にしみ・美肌治療が行えます。

こんな方に、こんな時に

  • 目立つしみがある、小さなしみ、そばかすがある
  • 過去のレーザー治療で取りきれなかったしみがある
  • 肝斑・くすみ・色ムラが目立つ
  • 肝斑としみが重なっている
  • 毛穴の開き、にきび跡が目立つ
  • 小じわ、キメの粗さが気になる
  • 肌のハリ・弾力の衰えを感じる
  • ワキやヒザ、肘、お尻などボディの黒ずみ
  • にきびの色素沈着
  • あざ(扁平母斑・太田母斑・蒙古斑)がある
  • ADMがある
  • 肌が浅黒く、炎症後色素沈着のリスクが高い方
  • よりリスクを抑えたしみ治療を行いたい
  • 刺青・タトゥー・アートメイクを除去したい
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ピコレーザーとは

ピコレーザーとは、ピコ秒レーザーと呼ぶこともあり、パルス幅がピコ秒のレーザーのことです。パルス幅とは、レーザーを一発発振した時の「照射時間」のことを意味します。
ピコ秒レーザーが臨床で利用されるようになった2010年代前半までは、皮膚のしみや色素除去にはQスイッチレーザーが主流でした。Qスイッチレーザーは、そのパルス幅、つまり一発の照射時間がナノ秒です。ナノ秒という超短時間にレーザーのエネルギーをしみなどの対象物に加えることで、周辺組織にダメージを与えず、対象物を除去できるため、しみやあざ、刺青などの治療に、それ以前の傷あとを残してしまう外科的手法にとってかわるものとなっていました。ナノ秒レーザーは、今なお、色素治療の王道ですが、その傍らで、ピコレーザーは刺青・タトゥー除去を目的に開発が進められていました。ピコレーザーは、ナノ秒レーザーをさらに進化させたもので、ピコレーザーという名前の通り、ナノ秒の1000分の1のピコ秒、1秒の一兆分の1という、さらに短い時間でレーザー照射が可能になりました。

ピコ秒とは 一秒の一兆分の一

「ピコ秒」がどれくらいの速さなのかというと、1秒の1000分の1が1ミリ秒で、その1000分の1がマイクロ秒、そしてその1000分の1がナノ秒で、さらにその1000分の1がピコ秒です。つまり「1ピコ秒は1兆分の1秒」で、ピコ秒という時間がいかに短い時間であるかということが分かります。

ピコ秒レーザーとナノ秒レーザー(Qスイッチレーザー)の違い

レーザーは、照射時間(パルス幅)によって熱の広がり方やターゲットとなるメラニン色素を破壊するメカニズムが異なります。
照射時間が長いと‟光熱作用(光が熱に変わる作用) "の影響が強く出て、照射時間が短いと‟光機械的作用"が主となりメラニンを破壊します。
従来、色素治療で使用されてきたナノ秒レーザー(Qスイッチスイッチルビーレーザー/アレキサンドライトレーザー/ヤグレーザー)は、光熱作用と光機械的作用の両方でメラニン色素を破壊していました。そのため熱による痛みや、照射パワーが強すぎると、やけどや炎症後色素沈着(黒ずみ)のリスクがありました。

一方、ピコレーザーは、「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位の超短時間照射によって、光熱作用が少なく、光機械的作用が主となり、それによって、衝撃波(光音響効果)が生じ、一瞬にしてメラニンを細かく砕いてしまうため、周囲へのダメージが最小限となり、痛みややけど、色素沈着のリスクを抑えた治療が可能となったのです。

しみを大きな岩と例えると、ナノ秒レーザー(Qスイッチレーザー)は、小石くらいの大きさに砕くイメージで、ピコレーザーは、小石をさらに細かく、「パウダー状」の微粒子サイズまで粉砕するイメージです。細かく粉砕された色素は、マイクロファージと呼ばれる掃除役の細胞に貪食され、体の代謝によってリンパ管を通して体外へと排出されます。メラニン色素は細かく粉砕されるほど代謝排出されやすくなる上、パウダー状に砕かれた色素は目にも認識されにくくなるので、これまでのレーザーよりもキレイに色素を除去することができるのです。

ピコ秒レーザーの治療のイメージ

ピコ秒発振により、ピークパワーが増大するとともに標的となる色素粒子を衝撃波により微細に破壊することが可能となり、粉々になった色素粒子はマクロファージの貧食によってゆっくりと体外へ排出されていきます。

ピコウェイの特徴

ピコレーザーは機種によって、同じピコ秒でも実際のパルス幅が異なります。ピコウェイは、数あるピコ秒レーザーの中でも、現時点(※)では世界最短のパルス幅(730nm/246ピコ秒)を有しており、ピコレーザーの中でも、メラニンを狙い撃ちする高い破壊力を持つ一方で、周辺部へのダメージは、最小限に抑えることができるピコレーザーと考えられています。
※2023年1月

照射モードが3種

ピコスポット、ピコトーニング、ピコフラクショナルと呼ばれる照射モードが3種あり、しみや肌の状態によって使い分けることで、より個々にあった治療方法にすることができます。

ピコスポットとは

ピコスポットとは、ピコレーザーでしみをピンポイントで狙い撃ちする方法です。
小さなしみから大きなしみまで対応可能で、しみをしっかり除去したい時に用います。
治療後は基本的に痂疲(かさぶた)ができます。しみの数や、部位、状態によって、テープが必要になります。
またこの照射方法で、刺青・タトゥー・アートメイクやADM、太田母斑・蒙古斑・扁平母斑の除去も行います。
特に当院で使用しているピコウェイは、他機種に比べ、3つの波長とピコレーザーの中で最も短いパルス幅を持つことで、様々な色や深さのタトゥーを効率よく除去できます。

ピコトーニングとは

ピコトーニングは、一部肝斑の治療や、ピコスポットのあとのぼんやり残った色素改善、くすみや肌のトーンアップ目的に使用します。毛穴や小じわの改善も期待できます。

ピコフラクショナルとは

ピコレーザーをフラクショナル状(小さな点状)に照射し、色素を分解したり、肌の再生を促す治療方法です。ピコウェイのフラクショナルには、「532nm Fusion(フュージョン)」と「1064nm Resolve(リゾルブ)」とがあります。
肌を入れ替えるレーザーとして代表的なのは「フラクショナルCO2レーザー」ですが、効果が高い反面、意図的に傷を作るため、照射中の痛みや長引く赤みやかさぶたなど、ダウンタイムの欠点がありました。
一方、1064nm Resolve(リゾルブ)によるピコフラクショナル照射は、皮膚表面は傷つけずに真皮内に空胞を形成します。この空胞を修復しようとする皮膚の自己再生力により、真皮のコラーゲンやエラスチンが新生され、毛穴やハリの改善を実感できます。定期的な治療により、ちりめんじわやにきび跡の凹凸、傷跡、妊娠線なども改善させる効果があります。点状の赤み(微小点状出血)が1日~数日間生じる場合がありますが、皮膚表面に傷がつきません。そのため、痛みが少なく、かさぶたもできないので日常生活に影響を与えることがありません。

また、532nm Fusion(フュージョン)フラクショナルは、フラクショナル特有の強い反応を抑えるため、特殊なレンズを使用しレーザー光を弱めたフラクショナル用のハンドピースです。1064nm Resolve(リゾルブ)よりも、メラニンへの吸収率が高く色素の破壊力が高いので、肌全体に散在するしみやそばかすを全体的に治療するのに向いています。

清家院長がおすすめする理由

パルス幅が世界最短のピコウェイを採用

当院ではピコレーザーの中でもパルス幅が世界最短のピコウェイを採用しております。ピコウェイは532nm,730nm,1064nm の3種の波長を持ち、なおかつ、ピコスポット、ピコトーニング、2つのピコフラクショナルと、4種の照射モードを備えているため、多様な波長と照射モードの組み合わせ治療が可能で、それにより、皮膚の浅い層から深い層まで、様々なタイプのしみや、肌タイプ、状態に合わせて、細やかなアレンジができ、これまでのしみ、色素治療の限界を超えた、よりご満足頂ける治療を提供できるようになりました。

清家院長がおすすめする理由

治療の流れ

  • 1.お化粧を落として洗顔

    お顔の治療の場合は、お化粧を落として頂きます。

    2.髪の毛、眉毛を保護

    髪の毛や眉毛など、必要のない部分にレーザーが反応しないようカバーします。

    3.照射モードを選択

    ピコウェイは、3つの波長と、4の照射モード(ピコスポット・ピコトーニング・532または1064ピコフラクショナル)があるため、目的に応じた照射設定をします。

    4.レーザーを照射

    ピコスポットは、狙いたいシミなど部分的に、ピコトーニングとピコフラクショナルは、顔など、照射部位全体にまんべんなく照射します。

    5.鎮静

    必要に応じて、冷えピタまたは、クーリングマスクによるクーリングを行います。

    6.チェック&施術終了

    強い赤みや痛みの残存など、お肌に異常がないことを確認し、抗炎症剤を塗布して治療終了となります。
    ピコスポットの場合は、テープを治療部位に保護テープを貼ります。
    保護した部位以外は、日焼け止めの使用やお化粧をしていただくことが可能です。パウダールームをご利用ください。

治療のポイント

所要時間レーザーの照射時間は、照射モード、範囲により、数分から、10分程度要します。照射後クーリング(鎮静)が必要な場合は、症状の程度により、約10分から20分を要します。
治療開始から退室までは、約30分程度が目安となります。
治療間隔照射モード、状態により、2週間から1か月ごと定期的に行います。
医師の指示に従って通院してください。
痛み照射モードにより異なります。ピコスポット、ピコトーニングは、基本、麻酔は不要です。ピコフラクショナルは、照射の強さ、部位によって、塗布麻酔の利用をお薦めします。
お化粧ピコスポット照射部位のテープ保護した部位以外は、治療直後からお化粧が可能です。
ピコトーニング、ピコフラクショナルは、全体的な治療ですが、直後から日焼け止めの使用、お化粧が可能です。
副作用・リスクまれに症状の悪化。白斑、ほてり、熱感、赤みの出現。時間とともに軽減します。
治療を受けられない場合ヘルペス、免疫不全、治療部位に強い炎症がある場合。
注意事項不妊治療中や妊娠の可能性がある、現在治療中の病気がある、現在治療中の美容治療がある場合は、事前に医師にご申告ください。

治療費

ピコレーザー

メニュー 1回料金 コース
ピコスポット(直径 5mm未満) 5,500円

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ピコスポット(面積 1cm×1cm) 22,000円

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ピコトーニング(顔全体) 44,000円
ピコトーニング(両頬+鼻) 27,500円
ピコレーザー / 刺青(1cm×1cm) 11,000円

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ピコレーザー / 刺青(10cm×10cm) 110,000円

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ピコレーザー / アートメーク (1cm) 11,000円

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ほくろ(1mm) 11,000円

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ほくろ(8mm以上一律) 88,000円

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面積(1cm×1cm) 11,000円

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ピコフラクショナル532(顔全体) 66,000円
ピコフラクショナル532(両頬+鼻) 44,000円

監修医師

Junko Seike
清家 純子 院長

経歴
1993年
関西医科大学医学部卒業、
同年 京都大学医学部付属病院形成外科教室入局
2001年
シロノクリニック入職
シロノクリニック大阪院 院長に就任し、21年半、院長を務める
2023年1月
シロノJクリニック開設
所属学会・資格
  • 日本レーザー医学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本抗加齢医学会
  • 日本美容皮膚科学会
  • ほか
その他
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • ドクターシーラボ開発顧問&認定医師
  • ガルデルマ認定レスチレン(ヒアルロン酸注入剤)トレーニングドクター
  • ほか
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