美容コラム

2015年10月16日
食べ過ぎると老ける⁉食がもたらす老化と「AGEs」

ことわざに「腹八分目に医者いらず」というものがあります。

近年の研究でこのことわざが間違いではないということが立証されてきていますが、腹八分目がエイジングケアにも大切だということもご存知でしょうか。
今回は、最近注目されている「AGEs」のご紹介をします。
エイジングケアの大敵「AGEs」
ここ数年の研究で、人体の老化には「AGEs」という物質が関わっていることがわかっています。
「AGEs」は、終末糖化産物のことで、タンパク質と糖質が高温で結びついてできているものです。終末糖化産物のほとんどは、体内で分解されていきますが、1割近くが蓄積されていきます。これが蓄積されていくと、老化が進み頬のたるみや顔のシワができやすくなります。この「AGEs」は、毒性を持っているため、心筋梗塞や骨粗しょう症、白内障などにも影響を及ぼすといわれています。
AGEsができやすい食べ物
AGEsは、高温で調理する食品ならば、どれでも含まれてしまうと考えてよいでしょう。調理時の温度が高いほどAGEsが発生しやすいため、お湯での調理よりもオーブンなどを使った料理の方が影響は大きく出てしまいます。
油を使った揚げ物やステーキ・アルコールや人工甘味料など、タンパク質や糖質が含まれているものならば、調理過程や体内で生成されてしまいます。
また炭水化物の摂りすぎもAGEsを溜める原因になります。AGEsを溜めにくくするためには、そういった食べ物や飲み物を摂り過ぎないように注意することが必要です。
「腹八分目」とエイジングケア
AGEsの蓄積をコントロールするには、「腹八分目」に抑えることが一番の方法です。つまり、全体の摂取量を少し抑え気味にするということです。「AGEsを溜めたくない」という気持ちは理解できますが、人間の活動には炭水化物やタンパク質などは欠かすことができない栄養素です。そのためAGEs対策としては、食べ過ぎや飲み過ぎに注意するしかありません。
また「腹八分目」に抑えることは、健康に良いばかりか痩せやすい体づくりができることもわかっています。腸内には、人体の免疫細胞の6割から7割が存在しており、腸の環境を良くすることは健康に直結しています。さらに肥満マウスの腸内細菌を痩せたマウスに移植すると、痩せたマウスの体脂肪率が増加したという研究結果があります。
腸は、美しい体づくりにおいて無視することのできない重要なものなのです。
AGEsは、どうしても体内に蓄積されてしまうものです。
しかし、食事量をコントロールすればそれほど気にする必要のないものでもあります。食習慣を見直して、炭水化物や揚げ物、高タンパク質が含まれている食品を少し減らすだけで十分な対策になります。「腹八分目」で抑えておくことは、その方法のひとつです。「ちょっと物足りないかな」くらいの食事量にする習慣を続けて、健康で若々しい生活を手に入れましょう。